楽典とソルフェって〜4
さてさて、この先生が楽典とかソルフェを推しているのは分かった。
でもピアノに割ける時間は限られているし(現代人は子供も大人も忙しい…!)
第一、学ぶことで何の利点があるのかハッキリ分からないもんにモチベーションなんて沸かんわい!って方も沢山いらっしゃると思います。
楽典やソルフェを学んでそれが何に生きるのか、取得したら次にどんな段階にいけるのか?何か目次のようなものが有れば良いのに。という投稿をSNSで見かけたことがありまして、なるほどな。と思いました。
子供の頃の自分は、それに何の意味があるか?なんて考えたこともなく、ただ受け身のままレッスンを受けていただけなのです(汗)
まあ、強いて言えば「受験の為」という認識ですかね。
趣味の世界に、そんな強制イベントは存在しませんからね(^◇^;)
自分の目標に到達するために、どんなトレーニングや知識が必要になるのか。納得した上で取捨選択するための一つの指標があると、確かに良いのかもしれない…。
と言う訳で、自分なりに頭を絞って書いてみよう!のコーナー。
とはいえ、色んな要素が絡み合ってるので、端的に分かりやすくは難しいのですが…(^◇^;)
譜読みが速くなる
レッスンの中でソルフェージュと楽典を並行して学ぶことで、確実に変わると思います。
そもそも譜読みが大好き!ってお子さんは中々居ませんよね。例外に漏れず自分も好きではなかったです。
でも!ここに掛かる時間を減らせるのであれば、将来的なタイパ(←覚えたての現代語)も爆上がりすると思いませんか?!時間が限られているからこそ。です。
譜読みの能力は教本が進んでいけば、自動的に上がるというものではありません。(上がってくる部分もあるのだけど、全て=ではない。)導入期の楽譜くらいだと指の動きや、耳からの情報だけに頼った状態でも、ある程度こなせてしまうものなんですよね…。
そして音感が身に付いて、ある程度耳コピで弾けちゃう子でもリズムに関しては非常に甘いケースが非常に多く…。ここは聴覚や指の記憶に頼らずに楽譜と照らし合わせて学ぶ必要性を非常に感じています。
将来的にピアノ系YouTuber的な方向に進みたい子も、リズムの認識が甘いまま進むと絶対カッコよくは決まりません!(ここは断言する!)
一応通しで弾けるようにはなるけど、実は読めてない。このアンバランスさは曲の難易度が上がるほど挫折に繋がりやすいです。
なので、両手で通して弾けたという指針だけでなく、メロディーを音名で歌ったり、リズムを手で叩いてみたり。曲の要素を分解して考えてみる経験は後々確実に生きてくるんです。
また、音名や音型を把握するのが難しいのか、リズムを取るのが難しいのか、人によって分かれるような気もしています。(もちろん慣れない頃はどちらも難しいですね!)
譜読みしてピアノを演奏するってことは、慣れないうちはかなりのマルチタスクなので、自分の苦手ポイントがどこなのか把握しないままって多い気がします。
自分はどちらかというと、どちらのタイプなのか考えてみたことはありますか?
長くなってきたので、じゃあ楽典何に役立ってくるの?ってのはまた次回〜