クラシックピアノ中上級者がジャズピアノで躓く理由 その1
わたしは大手教室のレッスンでジャズピアノコースも受け持っています。このコース、問い合わせは比較的多いものの、正直途中で挫折する方も多いです(⌒-⌒; )しかし問い合わせ数をみると、潜在的にジャズというジャンルに憧れを抱く方は多いんだなあと感じさせられます。
ただ正直、クラシックピアノからジャズの世界に飛び込むと戸惑うこと、沢山有ります‼️‼️‼️なにを隠そう、このワタシもそうでした〜〜…(苦笑)
その要因の一つに、理論の理解や技術的な問題以前にジャズやりたい!と言いつつも、本人がジャズなんて普段そんなに聴かない、好きなアーティストも音源もない、何がジャズなのか分からない!ってケースが、かなり多いのです…。(そして振り返れば自分もそうだった…)
でも考えてみれば不思議ですよね?大人になってクラシックを弾きたいと思った方が、普段全くクラシック音楽を聴かないなんてことは無いと思いますし、YouTube見て流行りのポップスを弾きたい!って思った子供たちも興味のある曲に関してはかなり聴き込んでいます。
そもそも!
◯ジャズピアノは、ソロで弾くことよりアンサンブル(セッション)が主体
◯メロディとコードネームが記されたコード譜で演奏する(ヘ音記号もある大譜表は基本的に使わない)
◯アドリブ(即興演奏)を行う
大まかにクラシックピアノと違う特徴を3つ挙げてみましたが、これらのイメージを事前に全て持った上で体験にいらっしゃる方って結構少ないのです。
明確にジャズを習得したい!というよりかは「BARで流れているような大人でお洒落なサウンドのレパートリーを楽しく弾きたい」こういうイメージで来る方が8割超えという所感ですね。
続く〜。