クラシックピアノ専攻の自分が、一体どうやってジャズピアノ(アドリブ)出来るようになっていったのか?1
何ヶ月か前に、講師自身のジャズピアノ挫折体験記を書き連ねていたんですが、
じゃあ結局、どのようなプロセスを経て出来るようになっていったんじゃい?!
という肝心な所をまだ書けずに放置していたんですよね…(⌒-⌒; )
遅くなりましたが、記憶を辿って自分なりの道を記せていけたらと思います。
ただ、挫折編でも書いた通り、始めたばかりの頃は本当に手も脚も出ずに途方に暮れ、
そしてこれは一生出来るようになる気がしない…いやクラシック出身の自分は作品として完成したものを仕上げることの方が向いているんだ!と半ば開き直って、逃げていた時期もありました(笑)
自分は音大3年生の頃、興味本位からジャズ関連の授業を選択したのですが、あまりにも出来な過ぎて辛くて辛くて(…詳しくは挫折記読んでください。苦笑)
クラシック実技との両立は精神的に無理!と判断し、4年時はまたクラシックに集中しようと受講を断念しました。要する逃げました(⌒-⌒; )
今思い返しても当時の自分のキャパシティでは無理だったと思います。なので
ジャズピアノ、思ったより難しい!辛い!辞めたい!
って思う方の気持ちは本当に良く分かります。
音大生だった自分は、楽典はひと通りさらっていますが、それでもジャズ理論って音大受験向けに学習した楽典の基礎だけで賄えるものではなかったです。(テンションコード、色んな名前のスケールたち…諸々)
ましてや楽典の事前知識のないまま、いきなりジャズ理論から説明されても、自分以上に混乱するであろうことは想像に難くないです。
なので、どのくらい勉強したら出来るようになる?という質問は良く聞くのですが、まず前提の西洋音楽のルール(楽典)がどれだけ身に付いているのかによっても変わるので、具体的には答えられません。
ただ、難しい難しいばかり言っていても夢が無いですよね(^◇^;)
ただ、裏を返せばそれだけ奥が深く、ハマれば一生退屈しないだけのポテンシャルがあるということ…。
まずは自分自身が、このように思考を変換できるようになったことが一つの分岐点だったような気もします。