クラシックとポピュラーって何が違うの?
当教室ではクラシックピアノ以外に、ジャズポピュラーのコースも設けていますが、この2つって一体何が違うの?って疑問に思うことも多いと思います。
確かにどちらも同じ音楽、明確な境界線いうものは定義付けられるものではないかもしれません。ただ教室でのレッスンの定義として言えるのは、使う楽譜の媒体が変わります。
クラシックピアノの楽譜↓
こちらはポピュラーの演奏でよく使われる楽譜↓
クラシックピアノを学ぶ際は、基本的に作曲者がピアノの為に作った作品を弾くことになります。楽譜に記された音を変えて弾く事は有りません。楽譜上の音を如何に再現し、表現していくかに心を砕きます。その為に楽譜を正確に読み解く力、再現する為のテクニックを磨いていく必要があります。
(ただ、クラシックも有名な曲は原曲よりも譜読みがし易く、テクニック的にも弾きやすくアレンジされた楽譜が沢山出版されてますね。ある種のポピュラー化?!)
一方ポピュラー音楽をピアノで弾く際は、元の原曲がソロピアノを想定して作られた訳ではないことが多いです。原曲はミュージカルだったり、映画のサントラだったり、歌モノバンド編成だったり、はたまたボカロだったり…。有名な曲であれば、ピアノソロ用に編曲された楽譜を手に入れることも可能ですが、その編曲の工程をコードネームを学びながら自分でやってみよう!というのがポピュラーピアノです。ピアノ系YouTuberさんも流行りの曲を自分のアレンジで沢山弾かれていますよね♪
自分でアレンジするなんて難しそう!と感じるかもしれませんが、コード譜から自分流のアレンジが出来れば、弾きたい曲があるのに、市販の楽譜の何を選べば良いのか分からない…!と悩む必要もなくなりますし、バンドや弾き語り、様々な編成に応用も効くので世界が広がりますよ。この自分で演奏内容を作り上げる達成感はクラシックピアノのレッスンでは味わえないものかもしれません。